e-Taxで確定申告
自分の場合、平日でも行けるし職種的に申告も簡潔なので、e-Taxにするメリットはそこまでないのですが、「パソコンに何の抵抗も無い自分みたいな人間がやらずに誰がやるんだ」と思い、今年はe-Taxをやってみようと思いました。
e-Taxを行うにあたって必要なもの
- パソコン
- 市役所で配布しているe-Taxクライアントソフト
- 電子証明書
- ICカードリーダーライター
電子証明書を作る
まずは役所に行って電子証明書を作ります。
電子証明書を作るには住民基本台帳カードを持っている必要があるのですが、私は住民基本台帳カードを持っていなかったので、両方を同時に申請します。
まず住民基本台帳カードが発行されました。そのときに数字4桁のパスワードを決めます。次にそのカードを電子証明書の機械に挿入し、4桁以上の英数字パスワードを決定します。
これらの操作は区役所のおじさんが手取り足取り教えてくれました。
私:しのびねぇな。
お:かまわんよ。
まもなく電子証明書が発行され、住民基本台帳カード(ICカード)、電子証明書の写し(A4)、クライアントソフト(CD-ROM)を受け取りました。
私の住む名古屋市天白区役所では全ての手続きが30分ほどで終了、住民基本台帳カードが500円、電子証明書が500円でした。
ICカードリーダライタを買う
ICカードリーダライタなんて普段は使わない機器。どうせ買うなら、Felicaとかにも対応したのにしたい所ですが、公的個人認証サービスに対応した機種が指定されているため、その中から選ぶ必要があります。しかもmacOS対応となると更に限られて2機種のみです。
対応機種一覧表PDFがあるページ→ http://www.jpki-rw.jp/list/index.html
その足で近所の大型電気店3件に寄りましたが、1件目は在庫ゼロの取り寄せ。2件目3件目は一応置いてありましたが、どちらもmac非対応の1機種のみ。取り寄せるにしてもどのくらいかかるかわからないそう。
店員:お取り寄せしましょうか。
私:しのびねぇな。
私:…間に合わんよ。
仕方なくネットで探して、mac対応で安いNTTのSCR3310-NTTComをアマゾンで購入しました。3,000円程です。
これ→ NTT-ME SCR3310-NTTCom
e-Tax利用開始手続き
- e-Taxのサイトで開始届出書の作成&登録
- 利用者認識番号と暗唱番号が発行
あとは確定申告用ページにアクセスし書面をオンラインで作成し、送信。
確定申告終了です。
まとめ
初期投資
- 最初に区役所に行く手間
- 事務手数料、ICカードリーダの代金
メリット
- 医療費の領収書や源泉徴収票等の提出が不要
- 休日など時間があるときにいつでも申告可能
- e-Tax初回利用に限り、税額控除5,000円
- 早期処理される(3週間程)
- 時代にノっている感(priceless)
電子証明書とカードリーダがあればいいといっても、そこからの環境設定がちょっと煩雑というか、正直かなり面倒です。
ドライバのインストールやルート証明書インストール、JRE(Java実行環境)のインストールなど専用の環境構築が必要となり、環境によってはうまく行かないことも多いと思います。
そうなるとパソコンに慣れない人はその時点で嫌になってしまい、結局郵送なり直接持ち込みの方が確実に早いということになってしまいます。(実際自分もちょっと嫌になりました…。)
まあでもそれは最初だけで、今後は便利だし利用者が増えるほど税務署の手間も削減されるシステムなので早めのタイミングで導入するといいですね。
普及には分かりやすいマニュアル・WEBサイト、サポートが不可欠だと思います。
e-Tax公式サイト
http://www.nta.go.jp/e-tax/
Posted on 2008/02/18LIFE