WPtouch StaticPagenavi
wordpressのプラグイン『WPtouch』は、専用URLを用意することなく iPhone/iPodTouch に対応できる便利なプラグインです。
しかしWordpress を通常のサイト(ブログではないサイト)のCMSとして利用している場合、ブログに最適化された画面構成は少しミスマッチな気がします。
なぜなら、見た目上あくまでスタティックなページをメインとし、その一部コンテンツのブログやニュースリリースとして WordPress のブログ機能を利用しているサイトの場合、「いきなり最新エントリーを羅列されても困る」というか、「重要な情報は一時的な最新エントリではなく、ページコンテンツにある」と思うからです。
プラグイン管理画面でページの表示/非表示は制御できるようになっていますが、実際のインターフェイスでは小さな『Menu▼』ボタンからのドロップダウンとなり、スムーズにアクセスできるとは言えません。
そこで、ページナビを表示させた状態になるよう、テーマを少しだけカスタマイズしてみました。
例として先日制作したピクニック気分ブログに適用してみます。
■丸腰での表示
■WPtouchとデフォルトテーマ
この場合は対象がブログなのであまり意味がないですが、例えばこれがお店のサイトの場合、アクセスしたユーザに最初に伝えたいのは一時的に最新なニュースではなく、紹介やアクセスなどのページコンテンツになるため、それらのメニューボタンは常に表示しておいた方が分かりやすくなります。
■WPtouchと今回カスタマイズしたテーマ
表示させるページは管理画面で制御できますが、メニューが2行になるほど多い場合は必要最低限の項目だけ選択するといいと思います。
この考え方を追求すると home.php を作ってトップのコンテンツを制御するということになっていくと思いますが、その辺りはどうしてもサイトによる部分が多くなる(し、需要もないと思う)のでテーマファイルとしてはここまでにしておきました。
WPtouch専用テーマファイルのだけをダウンロードします
→ Download『StaticPagenavi』
管理画面でのテーマの選択機能はないので、ダウンロードしたフォルダを『default』にリネームし、wptouch/themes/の中にアップロードしてください。
変更点としては、ヘッダメニュー部分のHTML簡略化、それに対するCSSの追記のみです。オリジナルは version 1.3.5 のデフォルトテーマを利用しています。
対応できなかった問題点として、ページの並び順がWordpressのページ順ではなく自動的にアルファベット順になってしまうようです。管理画面での制御を利用せずテンプレートファイルに直接ナビをリストするWPタグを記述すればこれは解消できると思います。
※オリジナルを数十行編集しただけのものなので、もし細かいカスタマイズをされる場合はオリジナルから手をつけられることをおすすめします。
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カスタマイズの為にソースを見て回りましたが、このプラグインかなり作り込まれています!すごい!逆に作り込まれすぎてこのプラグインの専用テーマ作成という意味ではやりづらくなっている感じがします。
このブラグインを母体として、もっとシンプルでカスタマイズしやすいテーマを作ってみたいです。
WPtouch: WordPress On iPhone
http://www.bravenewcode.com/wptouch/
Posted on 2008/09/18DEVELOPMENT WordPress