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アルミMacBookレビュー

今回のリニューアルはなんとなくスルーする人の方が多そうな印象、せっかく買い替えタイミング的に2年に1度の「俺のターン」なので真剣にレビューします。

まず比較基準として、これまで使用していたのは『MacBookPro late2006 2.16GHz GHz Core 2 Duo』、今回購入したのは『MacBook late2008 2.4GHz Core 2 Duo』です。

処理速度の高速化

CPUが少し速いことや新しいグラフィックカードであることから当然ですが、動作は比較しているMBPと比べて確実に速いです。大量の写真のCover Flowブラウズとか分かりやすい動作はもちろん、各アプリの動作も速い。ちなみに2年前購入のMBPは24万円くらいだった物、今回のMBは18万円です。
安くなったというよりも、値段は据え置きでMBがMBPクラスに、MBPは更に高性能にという感じですね。

アルミ削り出しアルミニウムユニボディ

全体的な剛性感やカタマリ感は格段にアップしています。一言で表現するなら『トヨタ車からドイツ車』のような…。車に興味のない人には全くわからない例えですが、とにかくそういう印象。
モニタ開閉のラッチもなくなり、開くときは片手でふわっと、閉じる時はパフっという感じ。モニタはかなりの角度まで開きます。

シネマディスプレイ対応

今までこれがなかったせいでMBPを選んでいた人は多いはず。Mini DisplayPort – DVIアダプタを利用していままでのシネマディスプレイとの併用が可能です。
ただデュアルディスプレイでのスリープ復帰時に表示にノイズが入ることがありました。すぐにおさまりましたが、旧MBPではなかったので、若干気になります。

LEDバックライトディスプレイ

今まで全てノングレアを選んできましたが、このモデルはテカテカのグレア液晶のみ。
オフィスなど調光された場所ではそれほど問題ないのですが、外出時などは全然だめです。例えばカフェに行き背後に窓があったり照明があったりすると反射しまくって画面がまともに見えない。
ライトユーザがメインターゲットのMBだけならまだ分かるけれど、MBプロまでグレア液晶のみというのはどうかと思います。

マルチタッチトラックパッド

タッチだけでクリックやドラッグができるのは便利ですが、とても繊細な指先が必要です。
iPhoneでWEBブラウズしていて、画面をスクロールさせようとフリックした箇所にリンクがあり、不意にリンク先に遷移してしまう事があると思います。それが頻繁に起こるし、不意に大量のテキストを選択してカーソルを動かしていたり、Finder上で知らぬ間にファイルをドラッグして移動させてしまったり。Photoshopなんて論外、相当単純なアプリケーション以外は使えない。

慣れればそれなりにうまくなるとは思いますが、OSのUIよりも以前に一番フレンドリーであるべき入力装置に慣れが必要というのは問題だと思います。

そのマルチタッチ機能は環境設定でドラッグだけ無効にしたり、完全に無効にすることはできます。しかしそうすると今度は一体型の機械的ボタンの押し心地がとても悪い。固くて音も大きく、旧型のトラックパッドが「コクコク」ならば新型は「パコパコ」という感じ。だいぶ慣れた後に旧MBPを操作してみると、そっちが改良型のように思えてしまいます。

まとめ

最後の方は不満ばかりになってしまいました。しかし仕事ではモニタや入力装置は必ず外付けのものを使うので実際の所はどうでもよく、買う買わないの判断材料にはなりません。
デザイン、性能、質感、携帯性の向上、環境への配慮などあらゆる点で進んでおり、プロダクトとして素晴らしいの一言です。

以上、レビューでした。

また、今回 MacBookPro にしなかったのはCore 2 Duo 2GHz超えててメモリも2GBあれば性能的にもう十分かなと思ったため。少なくとも私の用途にはたぶんこれ以上求めても生産性はそう変わらない。ディスプレイサイズは狭くなるけど、デザインなどする時はどちらにしろシネマディスプレイに繋ぐから、より小さくて軽いMacBookをという事で選択しました。

Posted on 2008/11/01IDEAS and TOOLS ,

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