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石垣島トライアスロン2010

石垣島トライアスロン大会2010にてオリンピックディスタンス初挑戦、完走したレポート。

昨年に一度レポートを書いた通りトライアスロンを開始した訳ですが、初めての51.5kmオリンピックディスタンスとして4月25日に開催された石垣島トライアスロン大会2010に参加、無事完走することができました。

この大会は今から1年半程前の2008年暮れ、私がトライアスロンに挑戦しようと決めたときに目標に設定した大会であり、それ以来ずっとこの石垣島を意識してトレーニングしてきたとも言える思い入れ深いものでした。

(といっても、私は根っからの理系男子かつお尻に根が張るようなオフィスワーカー。例えばバリバリのトライアスリートの方の身体をアメリカバイソンとすると自分は生まれたての子ヤギといっても過言ではないという前提で読んで頂ければ幸いです)

スタートライン

ほんの2年前までトライアスロンなんて自分とは一生無縁の世界だと思っていたのに、好奇心や思いつきとは面白いもので2010年4月25日、僕は石垣島の綺麗な海を目前に、1000人を超える参加者の方々と共にトライアスロン大会のスタートラインに立っていた。

近くにトライアスロンをしている人やスクールやサークル、専門ショップもなかったため、これまで全て自分なりにただ泳ぐ、走る、漕ぐといった練習っぽい事を数カ月やってきた。

「ついに!」という高揚感、「忘れ物ないかな、海でうまく泳げるのだろうか、体は大丈夫だろうか」という不安感が交錯して、異様なほど緊張してしまう。ウェーブスタートで自分は最後の方のグループだったため、その異様な緊張感が10分以上続く。


(写真中央:緊張のあまり遠い目をしている様子)

そしてそのままスタートの号砲、もうどうにでもなれ!という思いで海に飛び込んで行った…

スイム [ 1.5km ]

下半身はバランスを取る程度にし、できるだけ上半身だけで泳ぐ。
なるべく人のいない場所を探りながら、方向を間違えないように確認しながら、呼吸を整えて淡々。泳ぐのは割と楽に感じながらも、やはり人を避けながら進むのが難しい。時にスピードを緩めたり、回り込んで避けたりするのが想像以上に疲れる。

泳ぎながら綺麗な魚の群れが見えるほど綺麗な海。数メートル下の海底を見ることが出来るため、どのくらいのスピードで泳いでいるのかを実感することができる。「あの青い魚はなんだろう」などと考えながら淡々と泳ぐ。

750mの折り返しコースを2周、スイムのラップは26分。

ウェットスーツをぬぎぬぎ、バイクギアを身につけてバイクコースへ。
トランジションは去年の大会で経験していたこともあり、落ち着いてこなすことができた。

バイク [ 40km ]

石垣島を半周する40kmのコース。

30km/hを割らないように、平均35km/hで漕ぎ続ける。
コース中盤はアップダウンが激しく急な下りがあったかと思えば急な上りといった繰り返しで、距離以上のものを感じた。


(雨の大会前日、レンタカーで下見ドライブをした際の写真)

気持ちよく晴れた当日の写真がないのが残念だが、ただ青い海と緑緑とした緑の広大な風景の中、平坦な道と追い風が重なった時の気持ちよさは格別で、気持ちを切らすこと無くグングンと漕いで行った。

バイクのタイムは1時間28分。
40kmとはやはり長い距離で、マリンブルーの海岸沿い、緑緑とした森林の合間、田畑が続く広大な景色、島の人々が沿道に並ぶ市街地と、思い返すと1時間半のツーリングがロードムービーのように頭に蘇ってくる。

ラン [ 10km ]

鉄かと思った。
バイクを降りてシューズを履き替え、走り始めた瞬間。
両足が鉄になってしまったかと思った。

100mほど走ると太股の表側の内側広筋が引き攣ってしまい、激痛。

ここではじめて、自分が競技全体を完走するためのマネジメントに失敗したことに気づく。
バイクの気持ちよさに調子に乗りすぎたため「10km走るための脚を残すこと」を全く考えていなかったのである。

沿道に立ち止まり、しばしマッサージしてみるも筋肉が完全に固まってしまったよう。
生物学的にはリタイアした方がいいのかな…などと思いつつ、歩いてでもゴールしようと思いゆっくり歩き始める。

やがて痛みをこらえれば歩くほどのペースで走れるようになり、そこの筋肉をかばうような走り方で3kmほど走るとその痛みは消えていった。

そしてそのまま長い長い、長い長い10kmを走り終え、ついにゴールすることができた。
とぼとぼと走り続けたランのタイムは55分。

完走

総合記録は2時間50分55秒、総合順位はシチズンクラス112位 / 完走562人。

ゴールした後は達成感、充実感、ここまでのいろいろな心配ごとや不安がすべて消え去った最高の気分。
頭はボーッとして身体はフラフラでも、とにかく「やった!やった!!」という言葉しか出てこなかった。

トライアスロンは過酷な体育会系スポーツというイメージが強く実際その要素も大いにあるのだが、やってみるととても頭を使う競技だということが分かる。

大会は1つのプロジェクトのようなもので、長時間にわたるレースでの身体的管理はもちろんのこと、トランジションをスムーズにこなすための用具の準備、管理、セッティング。大会当日までの体調管理、バイクのメンテナンス、現地までの輸送の手配、宿泊の手配…。たった1日の1つの大会にでるだけでもとても多くの計画や準備が必要になる。

レース完走は競技そのものの満足感の他に、それらの一連のプロジェクト管理が全てが成功裏に終わったということも意味していて、それが達成感を更に強くするのだと思う。またプロアスリートとして誰かの支援を受けている訳ではない以上、そのどれか1つが失敗してしまったとしても、すべて自分の責任でしかないというのも重要だ。


(無駄に爽やかなゴール後)


(おもむろにローカル局のインタビューを受ける友人T)

今後について

私がトライアスロンを始めるとき「40才にはロングディスタンスを楽しんで完走できる感じのおっさんになりたい」という理想がありました。そして逆算して「35才にはオリンピックディスタンスを余裕をもって完走できる」→「30才にはトライアスロンを始める」という割とのんびりしたプランを立てました。

この5月に30才を迎えるにあたり、その前に完走できたことにひとまず大満足しています。

初のオリンピックディスタンスは完走こそしたものの、ペース配分もハチャメチャで競技後の身体のダメージも大きすぎたため、今後はまだタイムを気にせず「余裕をもって完走できるマネジメント」ができるようになることを目標に経験を積んでいきたいと思います。

最後に

自分のことばかり書きましたが、石垣島を走りきって「応援される」ことの力も改めて感じました。

沿道からランナーとハイタッチをしようと差し出してくれる小学生の手が、どれだけ力をくれるか。
自宅前に腰掛けて、ゆっくりと手を叩いているおばあさんの笑顔が、どれだけ気持ちを奮い立たせてくれるか。

辛い顔をして走り抜けてしまうことしかできなかったけど、頭が真っ白になっていた中で、そういう情景が強く心に残っています。

ぜひ今後も出場し続けられればと思いました。

以上、ご精読ありがとうございました。

Posted on 2010/05/06LIFE, TRIATHLON

2 Comments

  1. えむえむ | Posted on 2011/11/30

    こんにちはー!

    2012石垣島トライアスロン エントリーする者です。

    ウエットスーツについて教えてください!
    長袖のタイプを着ていたようですが、スイム競技中熱さはどうでしたか?

    実は、ロングジョンにするか長袖有にするか悩んでいるのです。。

    よろしければ、コメントいただけるとうれしいです。

  2. Takeshi [ROSTRATA] | Posted on 2011/11/30

    こんにちは。

    2010年の当日の話ですが、スイム中は暑くも寒くもなかったと思います。

    4月の沖縄は大体そういう気候だと思うので、他の大会への出場も含めて1着だけ買うとしたら、特に暑い時期/寒い時期の大会があるかどうかで決められるのがよいのではないでしょうか。

    私は単に初心者なので浮力の高いフルスーツを選びました!真夏でも使います(笑)

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