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ブラウズハッピー

IE で WordPress の管理画面にログインするとフッターに「browser happy」と書かれたロゴが現われるようです。

リンク先の browsehappy というサイト、「IEは危険です。なぜより安全なブラウザに換えないの?」といったメッセージと共に、ALAN や CHRIS(誰?)たちのブラウザスウィッチ体験談が読めます。

IE を使ってほしくないという気持ちは痛い程分かりますが、長谷川さんも書かれているようにクライアントワークではこれからも無視できないのが現実。

多分、新聞の日曜版でかわいいイラストと共に「ブラウザを選ぼう!」という記事が載るくらいにならないと、IE は使い続けられるでしょう。

日本で次世代ブラウザが普及しない理由(の想像)

最近 WEB制作系の雑誌で早速 IE8 対策として解説されてるのを見て思うのが、「結局は制作側が自分達で複雑化してしまっているんじゃないかな」ということ。

ハックだとか分岐だとか、いつまでやるのだろうかと。
複数のブラウザ仕様の隙間を探ることがWEB制作者のやるべき事なのかと。

普通に作ればほとんどの最新ブラウザで表示できるのだから、それでいいのではと思う。制作側が毅然としてこう考えていれば、
「うまく表示されないのはサイトが悪いのではなくてあなたが使用中のブラウザが問題なんですよ、よりよいブラウザは無料でダウンロードできますよ」という知識は自然と普及していくのではないかと思う。

かなり前に「欧州ブラウザシェア – ROSTRATA.net」という記事にも書いたけれど、特に日本ではその辺りの認識が低い。

その原因が制作者側自身にあるという仮説を立ててみる。

  1. どんな環境でもお利口さんな優等生サイトを作りたい。ようこそあらゆる閲覧者様、ささ、どうぞ。という超 OMOTENASHI 精神。
  2. なかなかうまく表示されないのがむしろ快楽というM的要素。
  3. 細々としたハックを駆使して作り上げるという箱庭的な魅力。

これら日本特有の文化・国民性が、日本でのブラウザ世代交代の鈍化、もとい IE シェアの高さを助長している気がしてならない。

更に深く読むと、もしIEが消えてしまった場合、HTMLコーディングはものすごく簡単になり、HTMLだけしか出来ない人は一気に暇になってしまうので、それはそれでWEB業界としては問題かもしれない。
でも本来その時間はもっと進んだ技術習得とか、マーケティングとかに使うべきなので、やっぱり単なる構造文書でしかないHTMLごときに時間を使わなければならないという現状はやっぱり無駄が多い。IEのせいで。

Posted on 2008/11/19IDEAS and TOOLS

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